メディカルカフェ|ともしび外来
about “MEDICAL CAFE“
メディカルカフェについて
がんという病気は肉体的のみならず、精神的、社会的な負担、死への恐れや不安から来る霊的な痛みを伴います。しかし多忙な医療現場では肉体的な点に対応するのが精一杯で、ことに精神的、霊的な痛みへの対応がほとんど出来ていないのが現状です。
がんに関わる悩みや不安を、時間や内容にとらわれずに相談できる場が必要であると感じてきました。がん患者さんとそのご家族やご遺族が、くつろいだ空間の中で互いに心の内を語り合える場を教会の中で持ちたいと思い、2016年からこの活動をスタートしました。
この活動を通して参加者の方との交流を深め、多くの方が教会に導かれ、患者さんやご家族が救われています。
プロフィール|profile
- 笹子 三津留 Mitsuru Sasako
-
1976年東大医学部卒業。胃がん治療を専門とし国立がんセンター病院で外科医として20年間勤務。その後、兵庫医大の教授に着任。2018年より淀川キリスト教病院に勤務。
がんの外科領域の臨床試験の創始者的存在。 - 笹子 真由子 Mayuko Sasako
-
看護師として10年間国立がんセンターに勤務し、副師長まで務める。
2020年より上智大学グリーフケア研究所においてグリーフケア・スピリチュアルケアについて学んでいる。臨床傾聴士。
2015年に夫婦共に御影神愛キリスト教会にて受洗。
2016年より教会内でメディカルカフェを月2回開催している。
笹子兄姉ご夫妻は、7年前(2015年)に洗礼を受けてから今日に至るまで忠実に神と人とに仕えておられる信徒です。
お二人は共に医療従事者であって、信仰に導かれた当初から自分たちの経験を活かして神と人々に仕えることはないだろうか、と祈っておられました。
そこで導かれたのが、メディカルカフェの働きです。この働きは、癌患者はもちろんのこと、家族に癌患者がおられる方、家族を癌で亡くされた方、そんな方々が共に集い、重荷を下ろせる場として始められました。
開所当初から、毎回20数人の方々が参加されており、この働きの必要性を実感しています。
ここでは、参加者の方々から求められない限り、信仰の話はしないということにしています。しかし、主の導きの中、礼拝に参加される方や病床で洗礼を受けられる方々が起こされています。
この働きが、様々な教会で始められると、キリストの愛を証しする大きな機会となると感じています。
御影神愛キリスト教会 牧師:瀬古慎二
感想・コメントはこちらに♪