Part.2「部屋」
詩編91
「いと高き方の隠れ場を住まいとする者は、全能者の陰に宿る。」
王子様の部屋✨
高校生になるまではずーと平屋暮らし。朝起きると天井に頭をぶつける程ギリ設定の2段ベッドの上で、2階建ての家を夢見ていた。そんな僕が中学生のころ、1日限定王子様体験をした。「カモン!タナチュ―」と教会の英会話の先生に言われるがまま、家に遊びに行ったのだ。そこは横田米軍基地の高層マンションの30階。ぶったまげた。エアフォースの軍曹とは聞いていたが…。客室のベッドはビッグサイズでイイ匂いがする。部屋の余白がありすぎて逆に落ち着かないぞ。それでもいつの間にか寝ていた。「ヘイ、チュウ…」囁くような声が。朝なのか…。いつも「起きろぉ~!」と父の大声で起床する身にはあまりにも甘い。からの…「マウント、フジ…。」軍曹が優しく指をさす窓の向こうを見れば富士山が眩しい。これが王子様の朝のルーティーンなのだな。今風に言えば、インスタライブしてうらやましがられたい!ってか。#マウント・フジにグッモーニン!とストーリーに上げよう!って感じかな。
隠れた部屋
「いと高き方の隠れ場を住まいとする者は、全能者の陰に宿る。」(詩編91:1)
これは高層マンション30階より、何よりも高い神を住まいとしていた信仰者ならではの言葉だ。ところで詩編の常連作者ダビデ王は、彼の前任者であるサウル王と比較されやすい。両者共にイスラエルの王様。そこは同じだけど二人の内なる世界は全く正反対。ダビデは安心感で満ちている。敵から守られた、まさに神の隠れた部屋にいるような心。それに対しサウルは疑心暗鬼で恐れに満ちている。もろくすぐにでも壊れそうな部屋にいるような心だ。表面上と内側には大きな違いがある。人は表向きの成功に目を奪われやすいけど、実は隠れた見えない所にこそ未来を左右するカギがある。ダビデはずっと隠れた部屋を知っていた。外にどんな戦いがあっても大丈夫!リカバリーできる!たとえ倒れてしまってもまたエナジーチャージして立ち上がれる。目に見えない特別な部屋を持っていた。うらやましい!って思わない?サウル王は背の高いナイスガイで初めは良かったけど、長くは続かなかった。彼にはダビデのような隠れた部屋がなかったのだ。
隠れた部屋のヒミツ
わたしたちも学校や仕事でいろんな戦いがある。ストレスがあったり、うまくいかなかったり、失敗したり、誘惑に負けてしまったり。たとえ何があったとしても帰るべき特別な部屋がある。それは、わたしたちの歩みを邪魔するサタンから完全に隠れている部屋。力ある神に守られていて、サタンは決して手出しすることができない部屋。み言葉を開いて読んでいく時にその部屋は出現する。神のみ言葉こそが、あらゆる攻撃や出来事から守ってくれる。「主の真実は大盾であり、とりでである。」アーメン!だから何も恐れることはないのだ。そして、その部屋は誰からも隠れている。神があなただけの為に用意している部屋だから。
神とあなただけの部屋。心深いところにある言葉も出すことができる。つまりこれは、安心安全な部屋なんだ。
神は、今日あなたと過ごす事を決めている。あの嫌われ者のザーカイの家にイエス様が泊まりに行かれたようにね。「カモン!タナチュー」今日も呼んでいる。ハイ主よ。あなたこそ私の住まいです!と部屋に入る。そして荷物を下ろしてくつろぎ、み言葉を開いて耳を傾け祈る。すると神の囁き声が聞こえてくる。「ヘイ、マウント、フジ、ワレ、ツクッタ…」I know I know…I believe! 富士山を造られた神の助けがあなたにやってくる!その部屋から高い山やら眩しい景色を見ながら主を賛美する。ハレルヤ!これをマイ、ルーティーンにしよう。
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