
田原聖二
約束の力
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。
(使徒の働き1章8節)
聖書 新改訳 ©2003 新日本聖書刊行会

私が聖霊のバプテスマを受けたのは、高校生の時に未信者の友人を誘って参加した教区のキャンプでした。集会の中で講師の先生が「救われて欲しい人のために祈りましょう」という勧めがありました。私はその友人のために祈ると、彼が涙を流し両手を上げて礼拝を捧げている姿の幻を見ました。当の本人はシラけた顔をしているのですが、その幻を見た私は心底嬉しくなり、同時に内側から燃えるような熱い何かが込み上げてくる体験をしました。
私は口を開き神様に向かって声を出しました。言葉にならない言葉でしたが、その喜びと熱く込み上げてくる何かに押し出されて、祈りは止まらなくなりました。その様子を見ていた母教会の牧師が私に手を置き「この兄弟は今聖霊のバプテスマを受けました。ハレルヤ!」と宣言してくださり、私は異言の伴う聖霊のバプテスマを受けたのです。
聖霊のバプテスマを受けて、少なくとも5つの変化がありました。1つ目は長い時間祈れるようになりました。2つ目は罪が示されるようになりました。3つ目は聖書を読むのが好きになりました。4つ目は誰かのために何かをしたいという思いが起こりました。5つ目は福音を伝えたいという思いが強くなりました。
祈ること、罪から離れること、みことばを味わうこと、人を愛し仕えること、そして福音を伝えることが、喜びになりました。この体験は感情だけではなく、日々の歩みの中で実感する確かな力であり、私を造り変え、それは今も継続しています。
私は今も幻を見続けています。主が私の前に置いてくださった多くの人々が、両手を上げて涙を流しながら主を礼拝する姿の幻です。聖霊のバプテスマを与えて約束を果たしてくださった主に賛美を捧げます。
「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」使徒の働き1章8節
※教会名は、掲載時点のものです。

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