
※本記事内の個人名や国名等についてイニシャルで表記しています。
教育支援センターを通して主がなさっていること
~南アジア某国国境地域における(NGO・D〈仮称〉)の証し~

第2回となる前号では、当団体(NGO・D〈仮称〉)が運営する児童養護施設におけるお証しをお分かちしました。
第3回となる今回は、当団体が取り組んでいる教育支援センターの働きを通して、主がどのように子どもたち、そして地域の人々を導いておられるのか、その恵みの証しをご紹介いたします。どうぞご期待ください。
主の導きの中で始まった教育支援センターの働き
当団体(NGO・D〈仮称〉)が2016年に設立され、最初に取り組んだ働きが教育支援センター事業でした。B国政府は識字率向上に力を注いでおり、2022年時点では15歳以上の識字率が77.7%にまで改善しています。しかしその一方で、都市部と農村部、また男女間における教育格差は、今なお大きな課題として残されています。
識字率の向上は、貧困削減や経済成長、健康状態の改善、さらには女性のエンパワーメントにも深く関わる重要な要素です。こうした背景の中、教育資源の乏しい地域に暮らす子どもたちのために、主が道を備えてくださり、教育支援センターの働きが始まりました。
現在、当団体はB国国境地域のイスラム教、ヒンズー教、仏教の大変貧しい村々において、五ヶ所の教育支援センターを運営しています。これらのセンターの特徴は、学びと霊的成長の両方を大切にしていることにあります。

学びの場であり、心と魂が育まれる場所
教育支援センターでは、6歳から11歳までの子どもたちを対象に、学校教育の補習支援を行っており、各センター約30名の子どもたちがいます。子どもたちは午前中に学校で学び、帰宅して昼食と休憩を取った後、午後3時30分から5時30分までセンターに通います。
約1時間半の学習サポートの後、最後の30分は、聖書のお話、振り付けを交えた賛美、祈りの時間が持たれます。この霊的な学びの時間は、単なる宗教教育ではなく、子どもたちがイエス様と個人的に出会い、共に生きることを目指したものです。
人は心と体、そして魂から成る存在です。子どもたちが神様に喜ばれる健全な成長を遂げるために、魂への働きかけが欠かせないことを、私たちは日々実感しています。

子どもたちの内に確かに起こされている変化
この霊的教育の実は、子どもたちの生活の中に明確な形で現れています。
ある日、私がB国北西部にあるヒンズー教徒の村の教育支援センターを訪れた時のことです。数名のご婦人方が私のもとに駆け寄り、熱心に話しかけてこられました。国内責任者に通訳をお願いしてお話を伺うと、ある婦人が次のように語ってくれました。

「私の子どもは以前、家のことをまったく大切にしない子でした。しかし、このセンターに通い始めてから、親を大切にするようになり、家事も自分から進んで手伝うように変わったのです。本当に感謝しています。」すると、周囲にいた他の婦人たちも、「うちの子も同じです」と口々にうなずかれました。
日本で子どもを塾に通わせて、このような変化を見ることは、決して多くないでしょう。しかし教育支援センターでは、学力だけでなく、人格の内側に確かな変化が起こされていることを、私たちは目の当たりにしています。
毎日福音に触れる中で育まれる信仰
センターに通う子どもたちは、週5日、日々福音を聴き、祈りの時を重ねています。その中で、イエス様について深く理解するようになり、信仰が育まれていきます。実際に、多くの子どもたちがイエス様を自分の救い主として信じるに至っています。
子どもから家庭へと広がる主の働き
近年、センターの風景に新たな変化が見られるようになりました。開設当初には見られなかったことですが、今では複数のセンターで、親たちが後ろに座り、子どもたちの様子を見守る姿が見られるようになっています。
国内責任者によると、子どもたちの喜ばしい変化を見て、「このセンターでは何が行われているのか」と関心を持つ親が増えているとのことです。プログラムを見学する中で、スピリチュアルエデュケーションの時間に心を動かされ、信仰への招きに応答する親たちも起こされています。
家庭の事情や地域の状況から、表立って信仰を公にできない場合もありますが、母親がイエス様を信じ、御名によって家族のために取りなし祈る者が起こされていることは、私たちにとって大きな励ましです。
小さな種が実を結び始めている
教育支援センターは、学校のカレンダーに合わせて週5日、一年を通して開講されています。子どもたちは学ぶことに意欲的で、多くが優秀な成績を収め、初等教育修了後の進学への道も開かれています。
教育と福音を通して蒔かれた小さな種が、子どもたちの人生、家庭、そして地域へと静かに、しかし確かに実を結び始めています。主がこの働きを導いておられることを信じ、(NGO・D〈仮称〉)はこれからも祈りとともに歩み続けてまいります。

[背景画像:北西部の教育支援センター付近の景色]

次回、第4回となる最終回では、主が(NGO・D〈仮称〉)に託してくださった四つの働きを振り返りつつ、建築プロジェクトを通して児童養護施設が完成に至るまでのお証に触れ、さらに、これから先に示されているビジョンについてもお証ししたいと思います。


皆様の尊いお祈りと捧げ物により新キャンパスにて児童養護施設が完成いたしました。ここに感謝をもってご報告させていただきます。今後は残る小学校の建築に取り組んでいきます。ホームページ「URL:delightbangladesh.com」をご覧いただき、祈りとご支援に加わっていただければ幸いです。教育支援センターの働きにつきましても今後とも継続していくために支援者を募集しています。

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