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聖霊のバプテスマの恵み(35)平松契

 

中央聖書神学校 教師
平松契

約束の聖霊

見よ。わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。

(ルカ福音書24章49節)

新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

約束の聖霊

 牧師家庭に生まれた私は、小さな時から教会に通っていましたが、初めて神様を体験したのは5歳の時でした。キャンプの祈りの時間に神様が「あなたに聖霊を与える」と声をかけてくださったのです。その約束を信じて聖霊のバプテスマを求めて祈るようになりました。それから、祈祷会や聖会やキャンプでも聖霊を求めて祈り続けましたが、受霊したのはその3年後の8歳の時でした。小さな私にとってその3年間は果てしなく長い時間で、祈っても祈っても受霊しないことに失望し、時にはあの時聞いた神様の声は間違いだったと思う日もありました。 

 しかし、8歳の時、母教会と近隣二つの教会で行っていた3教会合同キャンプに参加し、聖霊のバプテスマを体験しました。集会の中で、神様を求めて祈っていると神様が近くに感じて涙が止まりませんでした。時間を忘れるように祈ったことを覚えています。そして、後になって父や日曜学校の先生たちから、私が受霊したことを聞きました。私自身は、神様のあまりにも深い臨在の中で、自分が異言によって祈っていたことにも気づきませんでした。しかし、神様は私に与えてくださった約束の通りに聖霊のバプテスマを与えてくださったのでした。 

 その頃から、神様のために自分の人生を捧げて生きていきたいと思うようになりました。また、イエス様を伝えたい思いが強くなりました。救われてほしい友人たちの名前を聖書に書き込んで、その友達のために祈るようになりました。振り返ってみれば、あの聖霊に取り扱われた圧倒的な体験が、その先の私の人生の支えになりました。学校でたった1人のクリスチャンとして友人たちにイエス様を伝えるのは簡単ではありませんでしたが、聖霊の深い体験をしたことが私を支えてくれました。そして、(コルネリウスのように)受霊後に受洗しました。私の人生は、聖霊によって導かれてきました。そしてこれからも聖霊に導かれて歩みたいと願っています。 

受霊をきっかけに受洗
洗礼を受けた時

この証は、書籍『聖霊のバプテスマの恵み』との連動企画です。
書籍はAG福音出版でお買い求めいただけます。

※教会名は、掲載時点のものです。

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