
神の愛のうちを歩む
上田と池袋からの証し
荻野茶々師
(ガリラヤ丸子町キリスト教会/中央福音教会)

私の名は荻野茶々です。
2013年4月から、夫の荻野倫夫牧師と共に長野県上田市のガリラヤ丸子町キリスト教会で仕えています。
そして2025年4月から、新たに中央福音教会でも奉仕する機会を神が開いてくださいました。
関口牧師、トシ子牧師をはじめ、愛に満ちた教会の祈りに支えられています。
振り返ると、ただ一言――神は本当に良いお方です。
私たちは毎日、神の御手、驚き、そして愛を見ています。
1.はじめに

この二つの聖句が、私の信仰の中心にあります。
ただ神を恐れ、愛を失わないこと。
なぜなら、イエスがまず私たちを愛し、救ってくださったからです。
私はこのように生き、このように仕えたいと思っています。
2.神が上田へ導かれた日々(2013–2016)
私たちが初めて上田に来たとき、何も知りませんでした。
けれど神は少しずつ、この土地と人々を教えてくださいました。
上田での暮らしは小さな喜びに満ちています。
美しい田畑、おいしいお米、親切な人々。
そして同時に、神は私たちの心の中でも働かれました。
正直で、開かれた、飾らない心で生きることを教えられました。

神はまた、思いがけない扉を開いてくださいました。
学校や公民館での講演
テレビでの大正琴イベント司会
農業の学び――お米、りんご、ぶどう
それぞれは小さなことでしたが、日常生活の中で神の愛を表す機会となりました。
最初の三年間は、学びと恵みに満ちていました。

3.ひきこもり・ニートの若者との出会い(2016– )
2016年頃から、神はひきこもりやニートの若者たちを私たちのもとに導かれました。
彼らの痛み、孤独、絶望――それが私たちの心を変えました。
私たちは小さな一歩から始めました。
高校卒業資格(高卒認定)学習の支援
シンプルな生活リズムづくり
職業訓練・仕事体験の提供
安心して過ごせる居場所づくり
神はこの働きを祝福してくださいました。

これまでに5人の若者がイエス様を個人的な救い主として受け入れ、
今年はさらに2人が導かれると信じています。
希望が再び若者の顔に戻る――
それは私たちの働きの中で、最も大きな喜びのひとつです。

4.地域教会との協働(2017– ))
2017年以降、神は私たちを他の教会との深い交わりへと導かれました。
英会話クラス、カウンセリング、相談などを通して支援しました。
共に重荷を担い、共に祈り、共に教会員を支え合いました。

時に奉仕は容易ではありませんでした。
けれどチームとして仕える中で、神が異なる人々と教会を一つにされる姿を見ました。
それは「キリストのからだ」がどのように働くべきかを教える、尊い学びでした。

5.地域社会への奉仕(2019– )))
2019年以降、神は私たちを地域のさまざまな分野へと導かれました。
問題を抱える子どもと保護者
公立学校
地域の活動・プログラム
地元企業
農場や果樹園への祈りと実際的支援
私たちの教会員は愛と理解に満ちています。
彼らは神を恐れ、謙遜な心で神の働きを支えています。
彼らの一致と祈りこそ、私たちの足元を支える強い土台です。

公職という新たな召し

今年4月、神は私に思いもよらぬ責任を託されました。
私は上田市教育委員会の委員に就任しました。
これは、日本で初めて外国人がこの職に就いた例です。
同時に、長野県青少年自殺予防協議会の委員にも任命されました。
これらの役割は重く、また非常に謙遜を求められます。
けれど、神が弱い者のために心を向けておられることを信じています。
私はいつも「神を恐れる心」で会議に臨み、
すべての言葉が神に導かれるよう祈っています。
それは権力の座ではなく、耳を傾け、思いやり、静かに影響を与える場です。
子どもを守り、家族を支え、困難な場所に神の愛を届けるために。
6.必要の中での神の備え
私たちは経済的にも、精神的にも、霊的にも多くの試練を経験しました。
しかし、どんな時も神の助けは問題より大きかったのです。
2023年7月、生活が厳しい中でも倫夫先生は博士号を無事に取得しました。
多くの牧師・信徒が祈り、支援してくださいました。
お米、油、じゃがいも、野菜など、必要なものがすべて届きました。
私たちは神の真実を、神の民を通して味わいました。
その季節は涙と感謝と礼拝に満ちていました。
また、病院・学校・地域集会などへ招かれ、語り祈る機会も与えられています。
これらの扉を開いてくださるのも、すべて神の恵みです。




7.中央福音教会での奉仕(2025– )

2025年4月、神は私を中央福音教会へ導かれました。
ここで私は、
関口牧師、トシ子牧師と共に仕えています。
トシ子牧師は今も力強く手を置き、声高らかに祈ってくださいます。
百寿の牧師が手を置いて祝福してくださる――
なんという大きな恵みでしょう!
その生涯すべてが、神の愛と真実の証しです。



さらに、北野ジョイス牧師と共に次の新しい働きが始まりました。
毎週日曜午後のミャンマー礼拝
毎週土曜夜のストリート伝道
教会員は温かく、祈り深く、イエス様への愛にあふれています。
過去2年間で4組の夫婦が結婚し、もう1組が準備中です。
神は家庭を建て、共同体を強めておられます。
8.「生と死」を語る
2025年12月8日、私は地元の僧侶と「生と死」をテーマに公開対談を行います。
命の真の意味、死の現実を知っておられるのは神だけです。

9.結び

私の願いは、ただこれだけです。
愛を語りたい。
神の言葉を語りたい。
救いを語りたい。
そして神に従いたい。
すべてが神の栄光を映すものとなるように。
神は真実なお方です。
神は今も、私たちの内に、そして私たちを通して働かれています。
この物語の一部に加えられていることを、心から感謝します。
アーメン。


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