月刊アッセンブリーNEWS連動
第6回 世界宣教会議
日時:2022年9月27日(火)から30日(金)
場所:メデジン
(南米にあるコロンビアの第二都市)
レポート:平松 厳(桶狭間キリスト教会)
日本から飛行機で30時間弱(乗り継ぎ待ち時間を含む)かけて移動し、宣教会議に出席しました。
テーマは「主の到来を早める」であり、共に掲げられた聖句、「この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての国民にあかしされ、それから、終わりの日が来ます。」(マタイ24:14)
と書かれている通り、主の到来を早めるためには、福音が未伝地域に伝えられなければならないこと、主の来臨が遅れているのではなく、一人も滅びないことを願って忍耐しておられる(第二ペテロ3:9)のだから、宣教の働きを加速させる必要があること、などが強調されました。
4日間の会議では、小礼拝に続き、本会議(講演)、ワークショップ、夜の礼拝など、立てられた講師が次々にテーマに沿って語ってくださり、大会中に語られたメッセージはどれも情熱に溢れ、その熱量に圧倒されました。
- 「ビジョンを通して加速:キリストが知られていない場所でするべきこと」
- 「教会を動員することを通して加速:送り手がなすべきこと」
- 「御霊を通して加速:御霊が行っていること」
- 「次世代からの奉仕」
- 「祈りと開扉を通して加速:とりなし手がしなければいけないこと」
- 「新しい働き手を通して加速:あなたがするべきこと」
- 「危機によって変革された世界において」
- 「“務めを果たす”ことへの再献身:私たち全てがなすべきこと」
これらは、大会中に語られたメッセージのタイトルですが、現地に赴く宣教師、宣教団体や教会との密接な協力関係はもちろん、国を超えたネットワークなど、有効なツールをフルに使って加速すること、私たちの宣教ではなく、“Missio Dei (神の宣教)”のために心合わせ、とりなし、一致することなど多くのことを再確認し、励まされました。
今大会の特徴として、「最良の実践」という題で、宣教の神学、(宣教師を)送り出すこと、(宣教の)働きなどについて、他国でどのように実践しているか、というパネラーにインタビューする形式の集会があったことです。これまでの「伝達する」という形式からさらにもう一歩踏み込んだ「具体的な例の紹介」という中には、理念だけでなく、実践をも促す主催側の意気込みを感じました。
そのほか、印象的だったことが2つありました。
一つは「御霊を通して加速」のメッセージでした。
例話として、空港内を移動する3つの方法:1.自分の足で歩いて移動、2.動く歩道を使って移動、3.空港内列車(シャトル、モノレール)を使う、があげられ、1、2の方法でも確かに目的のターミナルにたどり着くが、圧倒的に速いのは3つ目の方法であること、御霊を通して働きが加速することこそ、空港列車に相当する加速であり、未伝地域に福音を伝えることが喫緊の課題であるなら、なおさら御霊によって宣教が推し進められなければならない、と語られたことでした。ペンテコステ人にとって、目新しい話ではありませんが、心底「そのとおりだ」と教えられた気がしました。
もう一つは、世界中でとりなしの祈りも加速している、ということです。
オンラインのコミュニケーションツールも発達し、移動手段に限定されないネットワークが広まりつつあり、いち早くそれぞれの置かれている状況のために祈ることができる今、とりなしの祈りに対する取り組みも迅速になり拡大しています。大会中、コロンビアはもちろん、ベネズエラ、エルサルバドル、メキシコ、エクアドル、パナマなど様々な国の宣教師から声をかけられました。「日本への宣教師になるため準備している。」、「宣教地(アフリカ)から祈り会の中で日本のために祈っている。」など、中南米だけでなく、それぞれに遣わされた場所からも日本のためにとりなしの祈りの手が挙げられていることを知りました。祈られていることは幸いなことですが、私たちもまたとりなし手として、世界中の教会と宣教のため、世界と協力して、もっととりなしを厚くして行く必要があると感じました。
大会登録時に一緒に申し込んだ昼食。コリアンダーなどのスパイスが入っていました。
1.大会動画掲載サイトのご紹介
2.サマリー(概要紹介)サイトはこちら
※証の要約ビデオ等あります(英語のみ)
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