アギヤマナック アポディオス!(イロカノ語:主に感謝します!) 前回、宣教師としての健康~身体編~を、私の経験からいくつかのポイントと一緒に紹介させていただきました。今回は、宣教師としての健康~心編~を書かせていただきます。この回も私の経験している事を皆さんに話したいと思います。
私たち人間は、心と体、そして霊で成り立っています。その為、身体の管理、世話も大切ですが、心と魂のケアも行っていく必要があると私は自分自身の生活の中で学んでいます。気持ちが落ち込みストレスを抱え、多くの不安を感じ、ネガティブに物事を考えすぎて、心が病んでしまうと、当然、身体にも影響が出てしまい、頭痛やめまい、体のだるさ、不眠といった症状が出てしまいます。また、霊の部分もどこか霞んでいるように感じ、神様との時間をけだるく思い、めんどくさく感じてしまいます。
そこで!私が、身体の健康管理と併せて、異国の地で、また宣教師として心の健康を保つために行っている事を山城流で紹介させていただきます。
山城流、魂のケア方法、それは皆さんが良くご存じの御言葉に触れ、祈るという事です。私は、日常生活の中で、だれかと会話をするように、神様に祈るようにしています。英語の向上も含めて、英語で祈ったり、日本語で祈ったり、神様に話しかけています。またふとした瞬間に、その祈りの中で異言での祈りも行っています。
そして働きの中で、落ち込んで自信がなくなってしまった時は、聖書を開き、私が献身した時に神様から与えられた御言葉、イザヤ41:9-10を読み返します。
イザヤ41:9-10(新改訳第3版)
わたしは、あなたを地の果てから連れ出し、地のはるかな所からあなたを呼び出して言った。「あなたは、わたしのしもべ。わたしはあなたを選んで、捨てなかった。」
恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」
この御言葉を何度も思い起こし、魂に活力を得ています。
また時には、日本全国の教会、そして家族や友人、多くの人たちに祈られている、という事を思い起こし、1人で宣教の働きを頑張っているのではなくて、多くの祈りに支えられている事を覚えて、魂がケアされ、さまざまな攻撃から霊が守られている事を感じています。
そして時々、1人でキーボードやギターを弾きながら、賛美集会をしています。思い存分、主を賛美し祈り、神様との時間を持っています。
ここまでが、私が行っている魂のケアです。
ここから私が行っている山城流~心のケア~を紹介いたします。
宣教地で働きをしている中、現地の牧師先生や拠点教会のリーダー達、信徒、ユース達と関わる事が多くあります。その中で、「1人の時間を持つ」という事を意識して行っています。誰にも気を遣わず、気軽に自分1人の時間を楽しむ、これは私にとって、大きなリフレッシュ方法の1つです。1人ブラブラ街を歩いて、食べたい物を食べ、飲みたい物を飲んで、自由に過ごす時間です。私は映画鑑賞が好きなので、時々、映画館へ行き1人で映画を楽しんでいます。また時には、1人の時間を、「何もしない時間」として、使う事もあります。心身ともに疲れてしまった時、気持ちが沈み、何もやる気がでず、どこかに行く元気もない、そんな時は、なんにもしない!と決めて、自分の部屋でダラダラ過ごす事もあります。
その他には、宣教地から少し離れて、友人たちと交わりを持つ事です。美味しい物を一緒に食べながらおしゃべりをしたり、バレーボールやバドミントンを一緒にして体を動かしたりしています。宣教地でのメンバーと話す事とそこから離れた友人たちと話す事は、働きをする中ですごく大きな違いがあって、なかなか宣教地では理解してくれない事も友人の中で理解を得られ共に励まされて、また頑張ろう!という気持ちになります。また現在は、インターネットもすごく普及し拠点教会にもWIFIが繋がった事もあり、ネットを通じて、仲の良い友人たちとオンラインでおしゃべりをする事も出来ています。
また、宣教地で働きをしていると、日本語を話す機会がほとんどありません。英語か現地の言葉イロカノ語かタガログ語です。その為、日本人との交わりも大切にしています。 アジア太平洋神学校の日本人学生たちと日本人会と称して、交わりを持ち、時には日本食を食べながら、日本語でおしゃべりをして交わりを楽しんでいます。
働きのスケジュールがパンパンで忙しい時、1人の時間を楽しむ事や友人、日本人たちとの交わりを持つ事が難しくなります。でも心のケアが必要、、、そんな時、私が行う事、「とりあえず寝る!」です。何か悩みがあって色々考えてしまう、そんな状況、またストレスが溜まっていてなかなか眠れない、、、感謝な事に私はそんな事が1度もありません。どんな事があっても、爆睡できます。笑。寝る前に強いコーヒーを飲みすぎて、寝つきが悪かった事はありますが、悩んで眠れない事がない、という事は、神様から与えられた賜物だと感謝しています。とりあえず寝る!そして、次に日にまた考える、これが私にすごく合った心のケア方法だと生活の中から学んでいます。
ここまで私が日常生活、宣教の働きの中で行っている、心と魂のケアについて書きました。聖書を読み、祈る事、もちろんそれは第一に大切な事です。でも、クリスチャンだからといって、それだけが心のケア方法ではなく、人それぞれに合ったケア方法があると思います。自分の趣味や特技、好きな事をしながら、心のケアをする事も大切だ、という事をこの回で受け取ってくれたら嬉しいです。
霊肉ともに健康である事を日々神様に求めつつ、私たちに預けられているこの体、心、霊をしっかりお世話し、イエス様が来られる日まで、または私たちが神様のもとに行く日まで、何年たっても心身ともに健やかで歩めることを願っています。
Ⅲヨハネ1:2(新改訳第3版)
愛する者よ。あなたが、たましいに幸いを得ているようにすべての点でも幸いを得、
また健康であるように祈ります。
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