はじめに・・・
NPO法人 日本ホリスティック医学協会のホリスティック医学の定義には、「ホリスティック(全的)な健康観は、人間の「体・心・気・霊性」全体的な健康観」。と記されています。
この医学的定義、概念は、すでに聖書の中にその源があります。
テサロニケ第一5:23では、神によって「霊と心とからだ」が守られなければならないことが教えられているのです。
霊と心とからだの健康
たとえ、身体が健康でどこも悪くなくても、心が元気でなければ、本当に健康とは言えません。私たちの身体も、心も、霊も健やかであること…
このことが、全人的に健やかに生きていく秘訣です。なぜなら、神は私たちのすべてを知り尽くしておられ、私たちに何が一番必要なのかをよくご存じだからです。
わたしたちにとって、最も良い方法を用いて、身体だけではなく、心も、又霊的な成長を学ぶチャンスとして、全人的な健やかさを備えて下さっています。
又どのような方法で癒される事が一番よいのかをご存知です。その人に今一番必要な方法を通して、痛みや病気を通して、心も霊も健やかに生活することが出来るように導いて下さいます。
―霊的な健全さ-
神様の癒しは、神様の祝福であり、人間に必要なものとして準備されたものです。
神様は、み旨に従って、人間側では判断することはできないことも、神を信頼し、信じ続けることにより、神の御心、その愛を深く知ることになります。
―心の健全さ-
体調不良の時は、病院に行き医師の診察、及び医学的検査等が必要です。しかし、仕事を休み、病院、検査等、長い時間がかかる…、神様が祈りに応えて下さって、癒してくださればいいなぁ、など心にそんな思いがあったなら、これは動機が良くありません。又、そのように思う心は、健全な心ではありません。
―身体の健全さ-
霊と心と身体を神様に守っていただき、健やかに過ごすためには、私たち自身も、努力することがあります。
弱い私は、自分の体調を維持するためには、努力を惜しみません。なぜなら、もし病気になってしまったら、回復するのに元気な人の何倍も時間がかかってしまうからです。
たとえば、風邪を引かないようにする為に、面倒がらずに、こまめに着る服を調整します。寒い日、ちょっと新聞を取りに行く時でも、これぐらい大丈夫かな?と思う時でも必ずもう1枚上着を着る、たとえ荷物が多くなっても、必ず暖かい衣類を持参します。
神様から与えられた身体を大切にして、神様の働きに用いて頂きたいからです。
神様の癒しの方法はいろいろ…
前回もお話ししましたが、いつも弱い身体と付き合いながら生活をしています。
でも神様は、いつも驚くべき癒しの御手で、支え導いて下さっています。
ある時は、瞬間的な癒し体験します。またある時は、医療や薬を通して癒しを体験します。時には長い時間をかけて、忍耐強く祈り続けることが必要だったり…と神様の方法は様々です。
ある日私は、血液検査をしたところ、肝臓の数値がとんでもなく上がっていて、C型肝炎だということがわかりました。治療を受けなければ、近い将来、肝硬変か、肝臓がんになるリスクが高い、というものです。
その後も肝臓の数値は上がり、血小板の数値はどんどん下がり、改善されないので、ついにインターフェロン、という治療をすすめられました。この治療方法は、日常生活に支障が出るほどの副作用があるかもしれない…しかも、この治療には年齢制限があるとのことでした。
医師は、保険がきかないけど、「1000万円ほど出せば、良く効く薬がありますよ。」と言いましたが、冗談のような話に、思わず笑ってしまいました。
ただひたすら祈るばかりでした。そのような時、医師が「1錠10万円以上する、例のC型肝炎の高い薬は、厚生省の認可が下りて、保険が利くようになりましたよ。でも順番待ちの人たちが大勢いますので、いつになるかわかりません」と言われましたが、神様が祈りに応えて下さったと感謝して、お願いしました。そして、なんと驚くほど速く、わたしの番がやってきたのです。わずかな保険代だけで、その薬を3か月間服用しました。
その後は、驚くほど効力を発揮し、あっという間に、肝臓の数値は平常に戻りました。それだけではなく、C型肝炎ウイルスは完全に消え、その後は「ウイルス検出せず」となって今日に至ります。この癒しは、長い時間をかけて、失望せずに祈り続けた祈りと、神様が用意して下さった医療の力と薬を用いて、バランスの取れた神様の癒しでした。
私は、このことを通して、からだの癒しと、失望せずに祈る心と、神様と深く交わる霊的な恵みを体験しました。
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