「すべて主の御手の中 」
御影神愛キリスト教会 教会員
米田 明香
ハレルヤ!主の御名を心から賛美します。
御影神愛キリスト教会の米田明香と申します。
私は現在、パーソナルカラースタイリストとして活動しています。個人のお客様へのパーソナルカラー診断、また、教会や小グループなどでの講演を通じて、一人一人が神様から与えられている個性というギフトを感謝して活かし、輝くためのお手伝いをさせて頂いています。
今回は、神様が私の人生に成してくださった、大きな御業のお証をさせて頂きたいと思います。
婚約直後の試練
2016年12月、主に導かれ、婚約をしました。当時、私は新幹線パーサーとして乗務員の仕事をしていました。仕事を始めて9ヶ月、厳しい訓練が続く新入社員からようやく一歩抜け出せたような時期で、次年度に控える昇格試験に向け、同期と共に学びに励んでいるところでした。2月に入ったある日、乗務を終えた際「後藤さん(旧姓)、顔色が悪いよ。」と先輩が掛けてくださった一言で大きく未来が変わることになります。
確かに、少し体調が悪いような気もしていましたが、何より仕事に夢中でしたので、ただの疲れだと感じておりました。
しかし、先輩からの強い念押しを受け、病院に行き、血液検査をしたところ、「乗務はすぐに降りてください」との診断でした。
女性ホルモンの数値が無に等しく、このままだと子供ができない身体になると伝えられたのです。婚約をして1ヶ月の私にとって、それは辛く苦しい診断でした。また、問題はそれだけではなく、2型糖尿病も患っていたのです。
そこから薬と生活改善による治療を始める事になりましたが、また別の問題も降りかかりました。諸事情で、会社と医師の板挟みになってしまったのです。心が落ち込み切ってしまった私は病院に通う事さえままならなくなり、その結果、治療を断念し、神様に祈る事が精一杯でした。
しかし、ふと思ったことがありました。
「あれ?神様、【あの約束】はどうなるのでしょうか…」
…
人生を変えたあの【約束】
好奇心旺盛な私は、幼い頃から色々な「夢」を抱いてきました。それは「宣教師の荷物持ち」から始まり、韓流ブームで超有名女優さんが韓国ツアーでファンを教会に案内したと聞けば、「自分も多くの方々にイエス様をお伝えできる有名人になりたい!」と願ったり、時変わればキャビンアテンダントに憧れ、キャリアウーマンになって上り詰めた末にはリッチな生活を送ってみたい!と夢見たり…
他にも、人を支える看護師や、大好きな歌とダンスで生きていくミュージカル女優を志した事もありました。
しかし、その様々な夢の節々で「神学校で学び、主に仕える者になりたい」という気持ちが与えられていた時期が不定期で何度かありました。
ちょうどこの節々に沸いた献身への想いが与えられていた大学1年生の頃、「カイアルファの集会がCBCを会場に持たれるので行ってみないか?」と、所属教会の牧師に勧めていただき、参加する事にしました。その時は「近い将来ここに入学し学ぶ事になるのか」という期待の気持ちを抱きCBCの敷地に足を踏み入れました。諸集会の間での自由時間、私はCBCの中庭で、ふと、ひとり静まり、神様に祈る時間へと導かれました。改めて、神様にやる気満々で献身の表明を祈ったのです。
…しかし、神様からは、このような応えが来たのです。
「あなたは大多数に対してではなく、まず、自分の子どもに福音を伝えなさい。母として、主に仕えなさい。大多数ではなく、その、一粒の種がどれほど大きなことかを知りなさい。」
近々、神学校へ…と祈っていたのにも関わらず、その応えは自分の思いとは裏腹で、全く想定外のものでした。
18歳の私にとっては「母親」「子育て」というものの尊さや大切さを十分に理解できておらず、大きく落胆したような気持ちになった事を覚えています。
…
神様から来た【約束】とは、まさに、この「母となり自分の子供に福音を伝えなさい」というものでした。だからこそ、子供ができない身体になるよという診断で、あの声は聞き間違いだったのかなと一瞬思いました。
母となる事を自らが特別に願っていたわけでは無い私でしたが、「不妊の可能性」という現実を目の前に、なぜか無意識に涙がこぼれました。それは不思議な感覚でした。
真実なる主の約束
しかし、聖霊様が深く働いて下さり、「これらの負の感情の出所は神様ではない、神様はそんな事を一切おっしゃっていない。この経験にも意味がある。」と、心から受け取る事ができ、いつしか私は「神様、あの声が本当なら、あなたからの使命を果たさせてください。癒してください。」と祈る者へと変えられていきました。
それと同時に、どうなったとしても、全てを主に委ねるという決断に至る事ができました。神様が御心のままに導いて下さる道、それが何よりの喜びだと思えるまでに、心が完全に変えられたのです。
多くの方々にお祝いしていただき、無事に結婚へと導かれたのが2017年11月でした。それから2ヶ月弱過ぎた頃、なんと、子供を授かっている事が分かりました。
驚きが止まりませんでした。
共に祈って下さっていた兄姉方はもちろん、神様をまだ信じていない友人達さえも、その時ばかりは、「神様の御業」としか考えられない癒しのスピードに驚きを隠せない様子でした。
それだけではありません。
妊婦は糖尿病のリスクが高く、2型糖尿病との診断を受けていた私にとっては、そこも大きな不安でした。しかし、妊娠期間中、数週間ごとの妊婦健診尿検査で、異常数値は一度たりとも現れなかったのです。毎回出る「−」という検査結果が、まさに神様からの「癒し」なのだという確信に繋がりました。
この神こそ、その道は非のうちどころなく、主の約束は真実である。彼はすべて彼に寄り頼む者の盾である。
〜サムエル記下 22:31〜
全てがつながって
2024年現在、私達夫婦には4人の子どもが与えられ、子どもたちに毎日翻弄されながらも、日々神様に守られていることを実感し感謝しつつ、走り回っております。
7年前に不妊と診断され、退職した身から出た話だとは信じられない程です。
私の主への献身は、まず、【あの約束】の通り、子供達にキリストの愛で接し、信仰を継承することだと強く確信しています。日々聖書が教えて下さる子育てを実践できるように祈りつつ、家族や教会の兄姉方、友人たちからの大きな祈りと愛のサポートを頂きながら、子どもたちと過ごしております。
加えて、私が今確実に受け取れていることは、「全ては、私たちを愛してやまない神様の御手の中にある」ということです。
まさかの主からの声に落胆した事、昇格に向けてやる気満々だったのにも関わらず乗務停止になり退職したこと、不妊と診断され泣きじゃくったこと、そのような中で聖霊様の導きを経験でき、癒され、そこから4人の命がこの地に誕生したこと、主のご計画の中で、全てに意味があったのだと感謝しております。
つながったその先と新たな一歩
4人目の子供が与えられた2022年、多くの方々から助けて頂きながらも、夫が泊まり勤務ということもあり、その子育てはやはり過酷でした。回らなくなった家と、限界を感じている私の様子を目の当たりにした夫が、半年の育児休職を取得するという決断をしてくれました。
その育児休職が、夫にとって非常に大きなターニングポイントとなりました。クリスチャンではあったものの、神様と深く向き合えずにいた夫の心に聖霊様が深く語りかけ、触れてくださったのです。まずは夫へ、そして次に私へ、それぞれへの御言葉と多くのしるし、奇跡を通して、献身の道へと導いてくださり、この4月から夫婦でCBCに入学させていただきました。
夫婦揃って神様に仕える者へと整えていただきたいと願い、主の召しに応答するための一歩を踏み出す事になったのです。
神様のご計画は、私たち人間の頭では想像できないほど偉大であり、壮大なものです。今は先の見えない暗闇だとしても、どん底と思えるような時でも、全てのことが主のご計画の中で繋がっており益とされると強く受け取れました。
だからこそ、これからも神様に全てを委ね、日々聖書を読み、祈り、私達の「足元の灯火」である主の御言葉に一歩一歩従う者と整えていただきたいと願います。
彼は大いなる事をされるかたで、測り知れない、
その不思議なみわざは数えがたい。 ヨブ記 5:9
全てが主の栄光となりますように。
※あわせてご覧ください。
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コメント一覧 (2件)
素晴らしい証し感謝します。子育てを含めて神学校の学び更なる聖霊の導きの中で祝福がありますようにお祈りしています。
酒井勝さん
いつもお祈りとサポートに心から感謝します。
そして、コメントありがとうございます⭐︎
お返事が遅くなってしまい大変申し訳ありません。
素晴らしい主に感謝でいっぱいです。
4月の入学式では大変お世話になり、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしております。