「ゴスペルって何ですか？」

コンサートが始まる前に、一人の方が私に近寄って来て「ゴスペルって何ですか？」と尋ねてきたことがありました。そして、「ゴスペルが何なのか知りたいのです！」と単刀直入に聞かれました。この方が求めている切実な様子に、私は強く心を動かされました。

質問をしてくださった方には、ゴスペルは歌のジャンルだけを言うのではなく、イエス・キリストの福音（良い知らせ）のことを意味している旨を話し、詳しくは、これから始まるコンサートの中でシェアさせていただきたいと伝えました。

私は、このやり取りを通して非常に励まされました。それは、教会に集ってくださっている方々の一人一人が、神様に導かれておられるということに改めて気づいたからです。そして、一人でも福音を知りたいと求めておられる方がそこに導かれていることを感謝しました。このことから、福音をできる限りわかりやすく、はっきりと伝えたいという思いが与えられました。その時に語るべきことは神様が教えてくださいました。

賛美の本質

ある女性の方が、コンサート後に私にひとこと、「神様が分かりました！」と伝えに来てくださいました。神様が、この方にご自身を現してくださったことを感謝します！多くの賛美は、神様のご性質が歌詞に含まれており、賛美を歌うことや聞くことで私たちの心が神様に向けられていきます。特に、賛美歌詞に用いられる聖書のみことばや真理には力があります。ですから、教会に初めて来られる方であったとしても、賛美を通して神様を知ることができるのです。

一方クリスチャンにとって、賛美は信仰生活において非常に大きな役割を果たしています。私たちは、賛美を通して神様を礼拝します。賛美を通して、感謝をささげます。喜びの時も、苦しい時も、賛美により感謝に変えられていく経験をいたします。

YouTubeのコメント欄に、ある方が次のようなメッセージを書いておりました。「先ほどまでまさに心の中が苦しみの中にあったのですが…この賛美を聞いて疑わずに直ぐな心でみことばに目を留めることにより、喜びに変わりました。（以下略）」

賛美には力があります。神様のみことばには人を変える力があるからです。賛美を通して、働かれる神様の素晴らしいみわざを心からほめたたえます。