
気象予報士・防災士
岡田良平
Weather forecaster

天は神の栄光を語り告げ、
大空は御手のわざを告げ知らせる。
(詩篇19篇1節 日本聖書協会口語訳)

空に現れる様々な現象は、時に大変神々しく人の目に映ります。
ある人はそこに神を見出そうとするかも知れません。
しかし、そうした自然現象を含めて、全ての被造物を創り出した
創造主である神の大きさを空の背後に感じ取っていただけることを
願いつつ、空への関心を深めていただけたらと思います。

自己紹介
こんにちは。気象予報士・防災士の岡田良平と申します。神奈川県藤沢市在住、所属教会は藤沢福音キリスト教会(藤沢オリーブチャペル)です。子供の頃から宇宙や地球の成り立ちに興味があり、少年時代は天体望遠鏡でよく星空を眺めていました。高校生の頃は地学系の分野全般に興味が広がり、大学では海洋学と気象学を学びました。その後気象庁で、主に海洋観測や沿岸防災の仕事に従事していましたが、定年退職間近になって、周りの皆さんが難しい資料を手に取り議論しているのに自分だけついていけない(天気予報の事が何もわかっていない)ことを思い知らされ、とても悔しかったので(笑)1年ほど猛勉強して気象予報士の資格を取りました。テレビには出ませんが、不定期で気象科学館の解説員や防災関係の講師を務めています。
日々の天候に目を向けることは、ある意味、日々の神とのコミュニケーションに似たところがあるように思います。古代よりヘブライ人は、地を吹き渡る風の中に神の息吹を感じたそうですが、日本列島に住む私たちも、四季の営みの中に神の恵みと示唆を感じ取ることができるのではないでしょうか? 創世記には、神が自分の似姿として人を造り、地上の全てを支配させようとされたことが書かれています。「支配させる」という言葉は、原語のヘブライ語では「責任を持って管理させる」という意味もあるそうです。近年の環境破壊や気候変動による災害が次々と起こる中、これまでの人類の歩みは果たして神の御心にかなうものだったのか、深く考えつつ主に祈る日々です。
日々変わりゆく天候は、私たちに様々なメッセージを送って来ます。そこには、災害から命を守るためのメッセージも含まれています。今日では、予報技術の進歩で様々な有益な情報を得ることができるようになりました。私はその最新のノウハウを皆さんが使いこなすお手伝いをしたいと願っています。

私のビジョン
多くの人は、聖書と自然科学は相容れないと思っているかも知れません。しかし、歴史を振り返って見ると、物理学や天文学をはじめとする自然科学は、元々は神が創造したこの世界、宇宙の成り立ちや行き着く先、真理を追究したいという、神学の目的と深く結びついた学問でした。聖書にも様々な自然現象が描かれた場面があり、それぞれその場面の登場人物や読者に様々なメッセージを発信しています。私のビジョンは、聖書に記録された様々な自然現象の多くは決して神話の世界の話ではなく、その場に居合わせた人々のリアルな体験の記録としての理解を広めていくことです。これが日本における聖書理解の広がりにつながることを願っています。
雲の写真を紹介

【アーククラウド 】
大気の状態が不安定なときに現れる円弧状に伸びたロール状の雲で、この雲の下では突風や豪雨などの大荒れの天気になっていることが多いです。
私が遭遇したのはかなり衰弱した雲だったので大事には至りませんでしたが、自宅の上空を通過した直後はこの世の終わりを思わせるようなおどろおどろしい眺めでした。

【ハロと飛行機雲】
ハロとは、太陽や月の周りに現れる「暈(かさ)」のことです。
ハロや飛行機雲は、天気が下り坂のときによく現れます。

【環水平アークの一部】
環水平アークとは、太陽の見かけの高度が高いときに、空の低い所に鮮やかな虹色の光の帯が現れる現象です。「水平虹」とも呼ばれます。
目撃できるチャンスは少なく、私はまだ数回しか見たことがありません。
このときは、水平虹の元となる雲が一部にしか現れていなかったため、空の一部だけが虹色に光っているように見えました。

【幻日】
太陽の高度が低いときに、氷の結晶が上空に漂っていると、太陽の左右に光が現れることがあります。
幻の太陽ということで、
「幻日(げんじつ)」と呼ばれます。時には虹色に光ることがあり、この写真も虹のような色の光が縦に伸びています。

【空割れ】
夕方近く、西に傾いた太陽からの光が背の高い積乱雲(入道雲)を照らしたとき、
太陽の反対側には長い影ができます。
その様子が、まるで空が割れたように見えるので、「空割れ」と呼ばれるそうです。
後述の「薄明光線」、「反薄明光線」とも関係します。

【薄明光線】
雲の間から漏れる太陽の光が放射状に広がって見える現象です。
光線ではなく影の方が一筋に伸びて見えるときは、先述の
「空割れ」となります。
ちなみに、地上に降り注ぐ薄明光線は、創世記28:12にある、
ヤコブの夢に現れた、御使いが上り下りする梯子とイメージが
重なることから、気象予報士の間でも「ヤコブの梯子」、
「天使の梯子」と呼ばれています。

【幻日と幻日環】
幻日は頻繁に見られますが、幻日環が見られるのは日本では稀です。
太陽と左右の幻日を結び、空の低い所を一周するような光の帯となって現れます。
私はこれまで2回だけ見たことがあります。

【光環】
太陽や月の周りに虹のような色のついた光の環が現れる現象です。
(この写真ではあまりきれいな環になっていませんが)
太陽光が雲の中の水滴やスギ花粉など、大きさの揃った粒子に
当たったときに光が粒子の後ろに回り込む(回折)ことで起こります。

【彩雲】
見かけ上太陽の近くの雲に虹のような色が現れる現象です。
光環と同じような理由でできますが、環状にはなりません。
比較的頻繁に見られます。

【太陽柱】
夕日や朝日の光が雲の中の氷晶に反射して、太陽の上に柱のような
光が見える現象です。

【反薄明光線】
薄明光線は放射状に見えますが、実際は平行に伸びる光線です。
日の出や日の入りの頃、太陽の手前に背の高い雲があると、
雲の隙間から漏れ出た薄明光線は頭上を通過して太陽と正反対の
方角に収束するように見えます。これが「反薄明光線」です。





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