2021年12月– date –
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神学の教養(9)
クリスマスといえば、イエスさまのお誕生日です。イエスさまはいつごろ生まれたのでしょうか?ハッキリわかりませんが、おそらく紀元前6年から紀元前4年の間です。なぜこういう推測ができるかというと、マタイによる福音書2章1節によれば、「イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき(新改訳 以下同様)」とあります。ヘロデ王が死んだのは紀元前4年です。つまりイエスさまの誕生は紀元前4年以後ではありえないことがわかります。 -
聖霊の炎を掲げて⑨
非ペンテコステ派の教会の中で最初にペンテコステ派に加わったのは大阪の粉濱基督教会(現 大阪中央福音教会)です。その時の牧師がホーリネス派出身の上井乙熊、そして戦後になって牧師に招聘されたのもホーリネス派出身の川崎一でした。 -
「日本語になった聖書の言葉」⑨
聖書の言葉と同様、賛美歌も日本の文化に強い影響を与えたと言われています。特に、明治から大正時代に生まれたいわゆる「唱歌」は、賛美歌があったからこそ生まれた音楽だったとこの分野のオーソリティである安田寛氏は述べています。中でも最も有名なのは「シャボン玉飛んだ」だろうと思います。 -
信仰エッセイ「聖書の息遣い」⑨
待降節の週となりました。教会学校の子供たち、中でも女の子は、恒例の降誕劇を前にして、誰が主役のマリアに抜擢されるかと、小さな心臓をドキドキさせる時期でもあります。今回はそのマリアに間接・直接向き合った二人の母親の対照的な姿について一考して見ようと思います。一人は、マリアについて主イエスと言葉を交わす市井(しせい)の母親、もう一人は、受胎告知を受けたマリアの来訪を歓迎する女性エリザベツです。彼女は年老いて懐妊し、4ヶ月ほどで母親になろうとする祭司の妻でした。
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