MENU

認知症の介護について②

認知症と
 予防について

柿谷 孝子

須崎キリスト教会牧師
ベテルホームすさき施設長

 今回は予防で最も大切な「話し方」、「接し方」について記したいと思います。話しかけること、話すことは脳への一番の刺激になるからです。言語は忘れても、感情の機能は維持しているため、否定したり、叱ったりすると感情面に悪く作用し、ますます頑なになってしまいます。それによって介護者と上手くコミニケションが取れなくなったり 会話、外出が減り脳への刺激も減って認知症が進行してしまいます。 会話は早口でなくゆっくりと優しく、くどくどと説明がましくせず、短い言葉で簡潔に伝えることです。 トラブルになっても説得、納得させようとしないこと。(出来ないので)

 適切な話し方、接し方によって認知症状の進行度合いが違ってくるのです。例えば、<汚れた尿取りパットなどがタンスに入れているのを発見した時> 介護者は『どうして汚い物をこんなところに入れるの!!』と叱るように言うと本人はプライドもあり介護者にこんな物をつつかせてはいけないと、自分なりに相手を気づかってしているのに叱られる。情けないと傷つき悲しくなります。

 そして『もう、あなたに何もしてもらわなくていい!!』と怒りをあらわにすることとなります。そんな時は、黙ってそっとかたづけてあげましょう(見て見ぬふりをする)。認知の軽い人であれば適切な場所を教えてあげることもしますがそうでない場合は『これは私にかたづけさせて下さい。』とか『私に下さい。』と言って大事そうに処理しましょう。

 認知症の方にこうして欲しいと思う事があっても拒否される事があります。そんな時には無理強いせず、『じゃぁ、今度ね。』と言って下がる事。しかし、忘れてしまうので間なしに再度声がけをしてみる。又は人を変えてすると快く応じてもらえることがあります。

 話しかける時はお願いする方法(依頼型)が望ましく、命令形は慎みましょう。介護者は嘘つきではありませんが時に演技家でなくてはならない事があります。 上手な会話には楽しさ、嬉しさがあり、幸せを感じるので脳の良い刺激になって認知機能の低下を押さえる効果があります。

 人としての尊厳を認め、愛の心で会話するなら病気も回復方向にむくのではないでしょうか。不愉快な日々を送れば健康な人でも病んでしまうと思います。


  
  認知症予防に効果がある生活習慣のポイントとして五つを挙げておきます。
 運動、 睡眠、 食生活、 生活リズムを整える、 脳を鍛える活動等です。
 

運動

 体をよく動かす事。 (歩く、水泳、自転車走行などが適しています)体を動かすことによって、骨格筋の収縮で生理活性物質(マイオカイン)が出て、脳にも全身にも良い効果を与えるとの事。二日に一度20分~60分くらいの運動ができたらいいでしょう。ですから誰かにしてもらうことを中心に考えて動こうとしないでいると血液の流れも悪くなり、体温も下がってきます。動くことで筋肉ができ筋肉で血液の流れがよくなり、それによって体温も上がってくるのです。自分で出来ることは自分でしましょう。

睡眠

 人が睡眠をとっている時は、脳が自然に整理、整頓をしているそうです。ですので眠ることはとても大切なことです。昼寝を30分するとアルツハイマー型認知症の予防に役立つことがわかってきています。しかし、1時間以上の昼寝は逆効果になりますので気を付けましょう。

脳を鍛える活動に取り組む

脳を鍛える活動にはいろいろあります。

①日記をつける。 ②閉じこもらず、外出を心がける。 ③他者と会話をする。(ボランティアや市町村主体でしているサロン等に参加) ④調理をする。できあいの物を買って来て食べるより自分で献立を考え、買い物に出かけて行き旬の食材にふれることができるので良い。 ⑤字を書く。知人、友人に手紙を書く。習字をする。メールをする等。出来ることをしてみましょう。 ⑥家庭菜園をして楽しむ。土に触れ、種を蒔くことや、その成長や収穫を楽しみ、友人やご近所にも届けてあげ、味わって。喜ぶ 。 ⑦声を出す。地域でしている童謡の会等に参加し歌う。

 
 尚クリスチャンならば神様からの愛や知恵をもって対応できることもあるでしょう。それでも身内となれば、感情的になることも、、、、、。事あるごとに祈りながら取り組みましょう。
 最後に第一コリント14章1節を挙げておきます。

愛を追い求めなさい
       
  

次回は生きるために最も重要な食生活を中心に考えてみましょう。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

お友だちへのシェアにご利用ください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

感想・コメントはこちらに♪

コメントする