MENU

宣教-「日本に遣わされて」ウィリアムス・ナタン宣教師③

日本に遣わされて− 「備え」

 私の母方の家系における霊的な目覚めの時から母方の祖父母の伝道活動に至るまで、多くの人々の人生の中に神が働かれるのを私たちははっきりと見てきました。 この霊的に受け継がれてきた遺産は、母とその兄弟姉妹に大きな影響を与えました。今回の記事では、神が彼らや他の人たちをどのように用いて、さまざまな宣教活動や奉仕を私に見せてくださったかを中心にお話ししたいと思います。

 前回の記事で書いたように、私の両親は宣教師として主に仕えることを望んでいましたが、長男の重い合併症のためにそれは叶いませんでした。 その代わりに両親は、他の宣教師たちを経済的に支援し、家族のデボーションで彼らのために祈り、機会あるごとに子ども達に宣教師とふれ合う機会を与えました。

ウィリアムス・ナタン

Nathan Williams


National Director ・代表
Global University Japan

 アメリカ国内宣教

 私がまだ小学生だった頃、両親は教会の宣教旅行の手配を手伝います。参加者のほとんどが若者で、何人かの大人と数人の子どもたちが、古びたスクールバスに乗り、8時間かけてノースダコタ州タートルマウンテン・インディアン(先住民)居留地にある小さな教会に向かいました。 この宣教旅行は、父のすぐ上の姉ビバリー(Foundationsの記事参照)と夫ジェリーの教会の建物整備プロジェクトを手伝うためでした。 午前中は壁のペンキ塗り、除草作業、掃除、軽い大工作業に追われ、午後から夕方にかけてはVBS(バケーションバイブルスクール)と礼拝を行いました。 子どもだった私にできることはもちろん限られていましたが、教会や宣教の仕事は歌や説教だけではないことを学ぶ良い機会でした。 この間、私は、教会での平日の働きについて学び、また人間関係が教会活動全体に影響を与えることも学びました。 そして何よりも、その地域社会で何世代にもわたり罪に囚われている人々に福音を伝えようとする伯父と伯母の情熱を目の当たりにしたのでした。

 伯父と伯母は長年その教会を牧会し、アメリカ先住民(インディアン)の人を牧師として育て上げ、最終的には彼に教会を引き継ぎました。その後、インディアン聖書大学で教職に就き、引退するまで多くの人々の人生に影響を与えました。彼らの忍耐と粘り強さ、そして優れた気質と能力とが、彼らの働きの特徴でした。彼らは決して脚光を浴びることはなく、またそれを求めることもありませんでしたが、人知れぬところで忠実に主イエスに仕えている内に、多くの人々がクリスチャンとなり、牧師となっていきました。

世界宣教

 私の家族は定期的に世界各国にいる宣教師のために祈りましたが、特にアフリカ、南米、アジアにいる特定の宣教師家族のために祈りました。これらは私の従兄弟達家族です。私たちは彼らの生活や働き、健康を気にかけていました。彼らに関する知らせは、他の親戚からも定期的に届きましたが、従兄弟たちがアメリカで巡回する間に直接彼らから聞くのは、いつも特別でした。この2つのコミュニケーション経路から宣教師生活には様々な現実と苦闘があることを私は悟りました。これらの会話を通して宣教師生活に対する非現実的な考えは消え去り、福音を世界中に広めるためには努力と祈りと忍耐が必要であることを理解したのです。

 このことをさらに教えてくれたのは、私の人生に大きな影響を与えたもう一人の人物、ヴァーン・マッキニー(母の兄)でした。彼は、米国A/Gキリストの大使(CA青年部)の事務局長として働き始め、スピード・ザ・ライト(STL)の設立に貢献し、後に全国スピード・ザ・ライト・コーディネーターを務めました。スピード・ザ・ライト(STL)は米国A/Gが創設した10代の若者に向けたプログラムで、宣教に必要な備品のために金銭的に捧げるよう挑むものでした。伯父のヴァーンは多くの記事を書き、宣教のための献金を奨励する特別プログラムを取りまとめました。以下は、彼が支援した、あるいは指導したSTLプロジェクトの記念写真です(写真は許可を得て使用しています – US A/G Flower Pentecostal Heritage Center)。

Noel Perkin, Verne MacKinney, Don Mallough, Wesley Steelberg, unidentified, and Herman Revis (pilot) standing in front of Ambassador II.  This airplane was purchased with STL funds and was used to fly US AG Missionaries;1950.

輸送機Ambassador IIの前に立つノエル・パーキン、ヴァーン・マッキンニーほか。この飛行機はSTLの献金で購入され、アメリカ国内宣教師たちが飛行機で移動するために用いられた。1950年撮影

Verne MacKinney (right) standing outside the Christ’s Ambassadors office in Springfield, Missouri; 1953.

ミズーリ州スプリングフィールドにある本部CA事務所前にいるヴァーン・マッキンニー(右)。1953年撮影

Verne MacKinney, Speed-the-Light coordinator, posing in front of booth and sign for Speed-the-Light; 1967.

STL功績賞を手渡す前のヴァーン・マッキンニー。1967年撮影

Verne MacKinney (standing right), Speed-the-Light coordinator, is holding a megaphone and directing traffic during Operation Demonstration; March 24, 1967.  Operation Demonstration was a STL campaign that physically demonstrated the total number of vehicles purchased for US A/G missionaries with STL funds during 1966.

オペレーション・デモンストレーション中に車の誘導をするSTLコーディネーターのヴァーン・マッキンニー(右)。
オペレーション・デモンストレーションとは、米国A/G宣教師のために1966年にSTLの献金で購入された車両総数を物理的に表すためのSTLのキャンペーン。1967年3月24日撮影

Youth and Bible College students gather around vehicles representing those purchased for missionaries in one year for Operation Demonstration; March 24, 1967. This photo was taken from atop the AG Headquarters building.

1年間で宣教師のために購入された総台数を表す車両の数々。AG本部ビルの屋上から撮影されたもの。

Students riding bicycles and motorcycles on Boonville Avenue for Operation Demonstration.

オペレーション・デモンストレーションで本部前の通りを走る自転車とバイク。

 ダーラーデイ(Dollar Day)はSTLのもう一つのキャンペーンです。10代の若者に、ある特定の日に1ドルの特別献金をするよう促したものです。当時の若者にとって1ドルは大金であり、多くの人々が宣教のために献金できるよう、懸命に働いてお金を稼ぎました。

 次の表から分かるように、各教区は青年たちのために献金目標を設定しました。1968年の献金目標総額は825,000ドル以上でした。当時としては大金です!しかし、明確な目標を設定し、青年たちに献金するよう挑戦させ、年間を通して教会を励ますことによって、毎年CA青年部は宣教のために莫大な金額を献金したのです。そして、それは何年も続きました。 私自身も10代の頃、雑用(隣家の芝刈りや洗車など)をこなし、宣教献金のための募金活動に何度も参加しました。心に抱いていたのは、ただ一つ「宣教のために捧げる」という目標でした。

 上の表を見て、「あのお金はどこに用いられたのだろう?」「日本で福音を広めるために使われたのだろうか?」と思った人がいるかもしれません。面白い答えがありますよ。

日本宣教

 STLの献金のおかげで、世界中のアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団の宣教師たちや教会が車、機械、またはそれらを購入するための資金を受け取りました。それは日本にも言えることでした。

In an article written by my uncle Vern in 1956 a photo with a caption shows the pastor of God’s Love Christian Church (神愛キリスト教会) in Kobe using a public address (PA) system to announce services.  The PA system was provided by STL offerings.

伯父ヴァーンが1956年に書いた記事の写真にある説明文より。御影神愛キリスト教会の牧師が礼拝を知らせるためにPA機材を用いている様子。PA機材はSTL献金により購入された。

1968年の記事には、米国の宣教師と日本の牧師がステーションワゴンとオートバイと一緒に撮影した写真がある。どちらも、アメリカの青年たちが捧げた献金で購入された。

STL25周年記念冊子(1969年)には、STLの献金を用いて日本での宣教活動のために購入した他の例を掲載。

このSTL25周年記念冊子の切り抜きからも分かるように、STLの献金が日本A/G教団全体への祝福にもなりました。

あなたと私

 私はこの記事で何を伝えようとしているのでしょうか? この記事で書いてきたことのほとんどは、私が生まれる前のことなので、私自身を自慢することはできません。 また、私の親族を自慢しているのでもありません。 彼らは誠意をもって神に仕え、テモテへの手紙第一4章12節を自分たちの人生で行い、神の導きに従ううちに、新たな方法で神に仕えていることに気づいた人々だったのです。

 私が伝えたいのは、そのような人たちの影響を受けて育った私はとても恵まれているということです。 彼らの話を聞いたり、彼らがどのように神に仕えているかについて他の人が話すのを聞いたり、彼らの犠牲の結果を見たり、それらの働きのいくつかに僅かながら参加したりすることは、私が神の国について理解することに大きな影響を与えました。 様々な困難な状況における彼らのクリスチャンとしての行動を観察することで、私は多くのことを学びました。

 ルカによる福音書12章48節にあるイエスの言葉、「多く与えられた者はみな、多くを求められ、多く任された者は、さらに多くを要求されます」という言葉に、私は強く動かされます。 心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして主を愛した普通の人々によって受け継がれた素晴らしいクリスチャンの遺産を、私は受け取っているのです。 彼らの犠牲と奉仕によって道が開かれ、私たちの多くが霊的に今あるところへと至ったのです。

 あなたはどうですか? どうして、あなたは今クリスチャンなのですか? あなたが福音を聞くことができるように犠牲を払ってくれたのは誰でしたか? あなたがキリスト教教育を受けられるようにと誰が与えてくれましたか? あなたが受け継いだ霊的な遺産は何ですか? それを振り返ることで、さらに主に仕えようと思いますか?

 子どもの頃、これまで書いてきた人たちを私は見ていました。 今、誰があなたを見ていますか? どのような子どもや若者があなたの人生を見ているでしょうか? 彼らがイエスのために生きていく上で、あなたの言動はどのように影響しているでしょうか?

結び

こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、一切の重荷とまとわりつく罪を捨てて、自分の前に置かれている競走を、忍耐をもって走り続けようではありませんか。

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

お友だちへのシェアにご利用ください!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

感想・コメントはこちらに♪

コメントする