JAG新伝道所紹介《釜石アメイジンググレイスセンター》：月刊アッセンブリーNEWS連動　

　人生で初めて触れ合ったクリスチャンたち…彼らは非常に暖かく私を迎え入れ、いつ訪ねても笑顔で受け入れてくれました。教会で讃美歌を聞いたり、彼らが祈ってくれたりするとなぜか涙が溢れました。教会には彼らが言うイエス様という方がいて、なぜか私を招いておられる、ということを感じ教会に通いました。しかし私の心と思いの中にはびっしりと聖書の教えに反する思想や哲学がはびこっており、聖書の御言葉にいつも反発し、怒りをもって牧師先生と口論することもしばしばありました。はっきりとした救いを受けることが出来ない時期が5年ほど続き、その間に仕事での無理がたたり、体を壊してしまいました。
　
　「こんなに求めているのに、なぜ神は助けて下さらないのか！」と怒りと失望の感情を持ち続けていた私…しかし体と心の苦しみの叫びの中で、不思議とイエス様の語り掛けを感じました。それは「あなたはなぜ私の救いを拒むのか？私があなたを救うのだ！」という語り掛けでした。仏教の本来の教えは自力による救いです。私の中には、自分で自分を良くしなければならない、という強い思いがありました。しかしイエス様は「あなたを救うのは私である」と言われました。自分ではどうにもならない人生、体、心…しかし、このような悩み苦しむ私を救うためにご自分のいのちすら捧げてくださった方がいる！この時初めてイエス様の十字架が私を救うためだったことを知り、それまでイエス様の御手を拒み続けてきたことを悔い改め、ただイエス様の救いにすがりました。すると突然心に深い平安がやってきました。そしてイエス様にすべてをお委ねしたいと強く願い、洗礼を志願しました。洗礼を受けた後は、心の内から言いようもない怒りやむなしさが全く消え去り、その代わりに平安が心の奥底を占めていました。神に赦され、愛されていることを知り、大きな喜びに包まれました。
　
　このような素晴らしい救いを与えて下さったイエス様のために生きたい！洗礼と同時に、私は人生をイエス様に捧げる決断をしました。そして2011年、ハワイの母教会が日本への宣教チームを派遣するためメンバーを募っていた中で、私に声がかかりました。私を救いの道へと導いてくれた宣教師と同じ道に進むことが出来る！この神様からの呼び声に応える形で、私は宣教チームに加わり、2013年に釜石に派遣されることとなりました。そして今に至っています。
　
　私がハワイから遣わされる時に与えられた御言葉があります。『神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。』(イザヤ書61:1) 釜石の地には津波で大きな傷を受けた方がたくさんおられます。また離婚などで家庭に問題を抱え心に痛みを抱えている家族も多く、今そうした方々と関りを持たせて頂いています。このような人々が神の愛と救いによって癒され、喜びの油を注がれ、悲しみに満ちた町が賛美の外套を着た人々で溢れるよう、引き続きこの地の宣教に身を捧げていきたいと願っています。これからも釜石の救いのためにお祈りお願いします。