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ライフ|「健やかに」~健康法①

『健康管理のすゝめ-バランスが大事-』

十條基督教会 中山 満

1.信仰は健康のもと!?

 皆さんは、健康であることを神様に感謝していますか?健康であるということは、決して当たり前のことではありません。命の源である神様からの賜物です。自分の力だけでは健康を維持することができないということを、私たちはまず認めなければなりません。私たちの体には、自分の意思でコントロールすることができる機能とコントロールすることができない機能があります。食べ物を噛んで飲み込むまではコントロールすることができますが、食べ物を消化する胃や腸の動きをコントロールすることはできません。自由に立ったり座ったりすることはできますが、自分の意思で心臓を止めることはできません。体内には、自分の意思とは関係なく働く自律神経というものがあります。それによって、寝ている時も呼吸や心臓が止まることがないのです。これは言うまでもなく、生命を維持するために神様が備えてくださったものです。

 しかし、自律神経にも弱点があります。それは何かと言いますと、”自律神経は繊細だ”ということです。ストレスの影響を受けやすいのです。現代人の9割が、自律神経の乱れによる不調があると言われています。「ストレスは万病の元」とよく言われますが、ストレスは自律神経を乱すだけでなく、ホルモンバランスを崩し、免疫力を低下させることが分かっています。

 反対に、ポジティブでいられれば病気になりにくいということも科学的に証明されています。笑いが健康にもたらすという研究がなされており、実際に免疫力の向上やアレルギー症状の改善、血糖値の改善など、良い効果が実証されています。よく笑って過ごせば、ガンにもなりにくくなるのです。

 私たちの体に良い効果をもたらすのは笑いだけではありません。信仰もそうです。ある研究によりますと、信仰深い人はそうでない人と比べて、心身の健康状態が高まるそうです。つまり、信仰を持つということは、健康につながるということです。神様が与えてくださった救いの喜び、永遠の希望こそ、私たちに平安を与え、すべての点で健やかにしていくものなのです。

2.バランスが大事

 さて、私たちの体は、絶妙なバランスで保たれているのをご存知ですか?血液検査を受けたことのある方は、検査結果の表を見たことがあるはずです。そこには、よく分からない検査項目がズラッと記されていますね。こんなにも検査項目があるのかと驚かれた方がおられるかもしれません。実は、血液の中には赤血球や白血球などの血液成分や糖、タンパク質、脂質、電解質、酵素、ホルモンなど様々な物質が含まれています。それらの数値から、体のどの機能に問題があるのかを予測することができます。項目の横には、正常範囲の数値が記されていると思います。ほとんどの項目に下限値と上限値が設定されています。数値は低くければよいということではないのです。また、検査項目によっては、数値が1上がったり下がったりしただけで、危険な状態に陥ってしまうものがあります。それだけ、私たちの体は繊細で、絶妙なバランスで保たれているのです。健康であるということは、実はすごいことなのです。

 昔、「薬を飲むことは不信仰」という言葉を聞いたことがあります。決してそんなことはありません。薬も神様が私たちのために備えてくださった食べ物です。感謝していただくならば、私たちにとって益となるように神様がしてくださいます。薬を飲む時には、食前に感謝のお祈りをするように、主の癒しと回復を信じてお祈りしましょう。しかしながら、どんなに良い薬でも、用法・容量を守らず飲むならば、かえって害となってしまいます。それは食べ物も同じです。どんなに体に良い食べ物でも、取り過ぎることも、全く取らないこともよくありません。どんなものでもバランス良く摂取しなければならないのです。

3.すべてにおいて健康であるために

①パンだけでは不十分

 私たちが健康であるために最も大切なことは、神の御言葉によって生きることです。

“イエスは答えられた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばで生きる』と書いてある。」”マタイの福音書 4章4節

私たちの体は、パンだけでなく神の御言葉(霊的糧)によって生きるようにとデザインされているのです。どんなにバランスの良い食事を取っていたとしても、不十分なのです。いずれ霊的に不調をきたします。霊的に健康でなければ、当然心身の不調につながっていきます。ですから、バランスの良い食事とともに、神の御言葉(霊的糧)を受け取って歩みましょう。

②安息日を守る

 神様は、6日働いて1日休むようにと語られ、安息日を設けられました。私たちの体は、そのようなサイクルで生きるようにとデザインされているのです。ですから、それ以上無理して働くと体を壊してしまいます。週に1日はお休みして、安息日を守ることが大事です。礼拝に出席するということは、霊的な糧を得るとともに、この世のサイクルから離れて、神様がデザインしたサイクルに再調整することです。

③生活の乱れは信仰の乱れ

 「毎日規則正しい生活を」という言葉をよく目にします。なぜ毎日規則正しい生活を送るべきなのでしょうか。それは、実に私たちの体は変化に弱いからです。変化に対応しようと余計なストレスがかかってしまいます。不規則な生活は、神経伝達物質セロトニンの分泌に支障を来し、うつ病などになりやすいといわれています。それはまた、信仰にも影響を与え得るのです。「生活の乱れは心の乱れ」と言われますが、生活の乱れが信仰の乱れとなることのないように規則正しい生活を送りましょう。

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コメント一覧 (1件)

  • 本当にそうだなと思います。
    コンスタントに礼拝参加する事で体調を崩さないんだと言うことがこのコロナ禍で実体験したことです。
    大きな声で賛美する事で肺機能も強められていると思うし♪

佐藤達彦 へ返信する コメントをキャンセル