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教会開拓①|開拓伝道、できますか? 横山あかり

「開拓伝道、できますか? 」

東松島アメイジング・グレイスセンター

横山 あかり

震災から15年、広がった支援の輪

 主の御名を賛美いたします。

 2026年、東日本大震災から15年が経ちました。その後も多くの自然災害が起き、その度に目に見える支援活動をすること自体が、一般社会でも積極的に行われるようになりました。今年の7月末に熊本地震、8月・9月は日本全国で豪雨大雨災害が起きてしまいましたが、人々が支援の輪に加わり、ボランティア活動にピッチを上げて行うことがごく自然なことになりました。

祈りとともに届けた支援

 震災直後、被災された方々に炊き出しや物資支援をお渡しする時に、私たちは必ず「神様への祈りを一緒に捧げてください」とお声がけをしてから、地域の皆様に物資を配布させていただきました。祈りを強要するのではなく、「お渡しする食べ物・物資は、この地域を愛してくださっている天の父なる神様からの贈り物です」というご案内を、当時の東松島アメイジング・グレイス支援センター(以下、AGセンター)の代表牧師や、ボランティアで来られた教会・諸団体のリーダーから仰っていただきました。地域の皆様の反応として、誰一人そのことを拒むことなく、真剣に主なる神に祈りを捧げてくださいました。

 震災直後の全国のキリスト教会の行動として、布教活動はいったん脇に置き、まず被災者の方に神の愛を行動にあらわすことが先決であり、支援活動を行うところから始まりました。

AG支援センター最初の支援活動
支援活動時の祈り

支援から教会形成へ

 東松島市でも元々教会は2つしかありませんでしたが、現在は5つと増えました。幸いなことに、新しく教会が生まれたところは、人々が住んでいる集落の各々の場所に分かれました。東松島市赤井地区は、市内でも多くの人々が住み、石巻市からも人々が行き交う地域です。日本AG教団附属の支援センターとして、日本全国の教会・兄弟姉妹から、また教団外や海外からの支援もあり、多くの地域の方々へ支援を届けることができました。

 神の愛を支援活動という行動にあらわし、更にはもっと神の愛を知っていただきたいと、支援活動から1年経ったときから、日曜学校・日曜礼拝を並行して開始いたしました。現在、教団附属宣教センターとして教会が形成され、受洗者が出て、現在も宣教が前進しています。

AG支援センター開所式
2016 AGセンター献堂式

 主の愛を行動にあらわしたことで、地域の方からは今も好意的に受け入れてくださっています。支援活動という行動で神の愛をあらわした時に、『なぜ教会はそこまでしてくれるのか?』という初動のきっかけを知りたいと人々は願います。その時に、主を伝える機会として、私たちは大胆に福音を語ってまいりました。礼拝を通して、時に地域イベントやコンサートを開催して、あらゆるかたちで多くの人々に伝道をし、今日も継続して行っております。

2025キッズクリスマス
2026地域の方々と一緒の秋祭り

祈りによって備える

 教会開拓は現在MM33で掲げられている4つの働きの1つであり、AGセンターは支援活動から生まれた教会です。元々、東松島へ行けば開拓伝道に携わることができるからという思いで、こちらに来たわけではなく、ただ、今の自分にできることがあれば、お手伝いをさせていただこうという気持ちしかありませんでした。

 タイトルの『開拓伝道、できますか?』にある“できる”ということばの語源は、内側にあるもの・準備していたことが目に見えるかたちとして現れる・出てくる成果という意味があるようです。牧師でも特別な賜物があるわけではない自分ができること、それは地域の方々への祈りでした。そうして支援活動をしていく中で、次第に、この地に教会ができるようにという祈りへ導かれていきました。

 教会が開拓伝道をするため、伝道している魂が実を結ぶために、必要な備えは祈りです。震災が起こる前のこの場所は、宣教をしても魂が救われることが少なく、キリスト教が建物を建てようとしても許可が下りることがない、非常に難しいところでした。しかしながら、震災を通して主が働かれて、祈ってから支援活動が開始され、やがて教会が建てられるようにと祈りが積み上げられていきました。祈りの備えなくして、どうして開拓伝道を行うことができるでしょうか。

15年後の問い、これからの開拓伝道へ…

  震災から15年、AGセンターは教会がなかった場所から宣教拠点ができて、環境が整えられて、救われる魂が起こされました。その魂をいかにして信仰を成長させていくか、主の知恵を持って養い育てていくことが必要です。月日が経ち、その場所にいる人々も変わっていきます。これから出会う新しい方々へどのように福音を伝えていくか、改めて『開拓伝道、できますか?』と問われているようで、時々頭を抱えて悩むこともあります。15年前に戻って改めて再開拓を、この働きが“できる”ために、毎日の祈り・開拓伝道の備えを欠かさずに、現在も祈り続けています。

最後に…

 最後に聖書をみるとき、パウロも人間の知恵に頼らず、御霊の力によって宣教をしていきました。開拓には、御霊の力が必要です。尚も聖霊様を求めて歩んでいこうと思います。

そして、私のことばと私の宣教は、説得力のある知恵のことばによるものではなく、御霊と御力の現れによるものでした。それは、あなたがたの信仰が、人間の知恵によらず、神の力によるものとなるためだったのです。
コリント人への手紙 第一 2章4~5節
(聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会)

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一つになって《東松島開拓 東松島アメイジング・グレイスセンター》:月刊アッセンブリーNEWS連動 2011年の東日本大震災の支援活動によって設立された、宮城県東松島市の「東松島アメイジンググレイスセンター」(以下センター)は、教団の開拓伝道所となり5年目を迎えています。全国諸教会からの多くのお祈りと支援活動、愛の捧げものによって支えられてきました。皆様に心から感謝御礼申し上げます。

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